ヤドカリの行動
ヤドカリとは、ヤドカリ上科の中で、主として巻貝の殻を住みかとし、そこに体を収め、殻を背負って歩く生活をするもの
を指す名称である。
体は頭胸部と腹部に分かれる。歩脚の第一対は太く発達した鋏脚だが、多くの場合左右不対称で、大きい方の鋏は、体を殻
に引っ込めた時に入り口に蓋をするのに使われる。歩脚として使われるのは第二、第三対の二対であり、残りの歩脚は短く
なって、貝殻を保持するために使われる。腹部は長くて柔らかな袋状をしており、巻き貝の殻に合わせてやや巻いた形にな
っている。また、腹部の付属肢は左側だけが残り、右側は退化している。尾脚は鉤状で、貝殻内部に体を止める役割を担っ
ている。
普段は貝殻から頭胸部だけを出して歩き回るが、危険を感じると素早く殻の中に引っ込み、発達した鋏脚で殻の口に蓋をす
る。
刺胞動物との共生
ある種のヤドカリが、刺胞動物のうちのイソギンチャク類と共生することは、昔から知られている。日本でよく見られるの
は、ベニヒモイソギンチャクを殻の上につけるソメンヤドカリなどである。他にヤドカリイソギンチャクという、そのまま
ズバリの名を持つイソギンチャクもあり、こちらはケスジヤドカリと共生する。他にもいくつかのイソギンチャクとヤドカ
リの共生関係が知られている。
これらのイソギンチャクの中には、自らヤドカリの殻に住み着く傾向を持つものもあり、また、ヤドカリの種によっては、
イソギンチャクを見つけると自分の殻の上にそれを移し替える行動を持つものがある。その場合、イソギンチャクの基部を
ヤドカリが鋏で刺激すると、イソギンチャクは素直に基盤を離れる。
この関係では、イソギンチャクは移動することができるようになること、付着する基盤がない砂泥底の部分にも進出できる
などの利点がある。ヤドカリの側では、イソギンチャクの刺胞によって、大型動物の攻撃を避けることができる。つまり、
互いに利益がある、相利共生の関係である。
さらに関係が進んだものでは、イソギンチャクが分泌物で殻を作り出し、その殻にヤドカリが入り込む。ヤドカリの成長に
あわせて殻も大きくなるので、ヤドカリは引っ越しをする必要がなくなる。また、ヤドカリがイソギンチャクに餌をやるこ
とも観察されている。
ちょっと違うやり方としては、ヤドカリコテイソギンチャクは、トゲツノヤドカリの大きい鋏に付着する。ヤドカリが殻に
引っ込めば、その入り口をイソギンチャクが蓋をする形となる。
イソギンチャク以外では、スナギンチャク類のヤドカリスナギンチャクやヤツマタスナギンチャクがやはりヤドカリの殻を
覆って成長する。また、ヒドロ虫類のイガグリガイは、イガグリホンヤドカリの住む殻に育ち、次第に成長すると、殻が大
きくなるように成長する。表面からたくさんの棘を伸ばすことからこの名がある。
『ウィキペディア(Wikipedia)』引用
ヤドカリの行動って面白いですよね。飼ってみたいです。
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